日本発のNFTコレクション「CryptoNinja」は、コミュニティ参加者が7000人を突破。なぜ多くのクリエイター、コレクターに支持されているのか、その魅力をご紹介します。
日本のインフルエンサー発、忍者のNFTコレクション

CryptoNinjaは、32.5万人のフォロワーを持つイケハヤさん(@IHayato)が、2021年9月20日に立ち上げたNFTコレクションです。この頃は、日本でもNFTに関心を持つ人が増えはじめていたタイミング。大きな影響力を持つイケハヤさんのコレクションは注目され、発売されたNFTも次々と売れていきました。
このコレクションは、イラストレーター・リツさん(@rii2_4/フォロワー2.8万人)が制作する、すべて一点モノのNFT。海外でメジャーなNFTコレクションのように「数千点」単位ではなく、当面は「50点のみ」のリリースが予定されています。現在(2021年12月)は、24点が別々のオーナーの手に渡っている状態。二次流通で現在のオーナーさんから買うことはできますが、フロア価格(最低価格)は18.5ETH。日本円で言うと、約900万円です。
CryptoNinjaの特徴

CryptoNinjaの一番の特徴、それは7000人以上の人が集まるコミュニティ「Ninja DAO(ダオ)」。日々NFTやメタバースなどの情報交換が行われ、クリエイターが交流するチャンネルも設けられています。
ここまで大きなコミュニティができている理由。それは、このコレクションを立ち上げたイケハヤさんやリツさんの影響力の大きさに加え、クリエイターによる「ファンアート(二次創作)」が盛り上がっていることにあります。
ガイドラインを守れば誰でも二次創作ができ、そのマネタイズも自由。NFTとして販売するもよし、アバターを制作して販売するもよし、オリジナルグッズを制作して販売するもよし…と、日本のIPビジネスでは考えられないほど自由度が高いのです。その結果、国内外のクリエイターが「CryptoNinjaのファンアート」に挑戦し、NFT販売への一歩を踏み出しています。
また、コミュニティとファンアートが盛り上がっている結果として、メタバースで開催されるイベントやセミナーにも多くの人が集結しています。2021年11月17日には、cluster(クラスター)で初めてのイベントが開催されたのですが、参加者が多すぎて「ワールドが分岐してしまう」というトラブルが発生。後日開催されたイベントではこの問題が解決され、全員が一堂に会して登壇者の話を聞いたり、記念撮影をしたりと、メタバース空間を楽しむことができました。
CryptoNinja×チャリティ活動も

2021年10月には、アフリカのエイズ孤児支援活動を行うNGO「PLAS」と共に、NFTチャリティーオークションが開催されました。国内では例のない取り組みだったこともあり注目を集め、最終的にはEXILEの関口メンディーさんが落札。この落札金額(14ETH/当時のレートで約640万円)は、全額PLASへ寄付されました。
まさかの!!!!!事件!!!!
— ikehaya-nft.eth | CryptoNinja (@IHayato) October 24, 2021
CryptoNinja 020は、14ETHで関口メンディーさん @mandy_s_mandy さんが落札してくださいました……!メンディーさん!!!!
落札金額はNGO/PLASのエイズ孤児支援活動に使われます。これは大きな支援になっているはず……。 pic.twitter.com/Yo5fZZSoXs
ちなみに、関口メンディーさんは、9月に14体目の公式NFTも落札済み。この#014は後日、二次流通に出されてすぐに次のオーナーが決まっています。「関口メンディーさんが持っていたNFT」という価値がついたことになりますね。
🌈🌈🌈BIG NEWS🌈🌈🌈
— ikehaya-nft.eth | CryptoNinja (@IHayato) September 30, 2021
日本のセレブリティ、関口メンディーさん @mandy_s_mandy さんが #CryptoNinja 014を落札しました!
このコレクションにとって、非常に大きな一歩です。メンディーさん、忍者ファミリーへようこそ!#NFTJapan #NFTs #NFTAsia pic.twitter.com/MXRvNmI1Ie
CryptoNinjaとのコラボレーション

2021年12月現在、CryptoNinjaの公式NFTは月に数点ずつリリースされている状態。私をはじめ「買いたい」と熱望するコレクターは多いですが、簡単に買うことはできません。また、二次流通が少ないこともあり、「NFTコレクション」としての売上の伸びも緩やかです。
一方で、コミュニティ(Ninja DAO)への参加者は増え続けている状態。イラストレーターさんをはじめ、多様な職歴・スキルを持つ方によって、メタバース、ゲーム、音楽、絵本、教育、イベントなど、次々と新しいプロジェクトが立ち上がっています。企業とのコラボレーションなどが実現すれば、クリプトやNFTに関心がない方にも「CryptoNinja」が一気に広がっていきそうですね。

コミュニティ(Ninja DAO)内には、The Sandbox(サンドボックス)やDecentraland(ディセントラランド)などメタバースの土地を持つ「地主さん」も多く、その土地を活用するプロジェクトも進行しています。今後が楽しみですね。
まずは「Ninja DAO」へ参加してみよう

CryptoNinjaは、まだまだ始まったばかり。「NFTに興味がある」というクリエイターさんも、「NFTを買ってみたい」と言うコレクター・投資家さんも、ぜひ一度「Ninja DAO」を覗いてみてください。
また「Ninja DAO」は、従来の「株式会社」ではない新しい組織の仕組み「DAO=自律分散型組織」に興味がある方にもおすすめです。今はトークンなどは発行されていませんが、「未来の組織」のあり方が体感できると思います。
[Ninja DAO] https://discord.gg/ejZxwMpF
[Website] https://cryptoninja.space/※追記※「Ninja DAO」でトークン配布が開始されました。詳細はDiscordへ。
投票用のトークンを使って、人気キャラ総選挙を開催する実験。
— ikehaya-nft.eth | CryptoNinja (@IHayato) December 18, 2021
こんなことやってるのはCryptoNinjaくらいでしょう!w
投票トークンはコミュニティで配布してます。
ファンアートクリエイターの方にも配ってますのでぜひぜひ。https://t.co/oIxKeYGHje pic.twitter.com/KtdiI8xCEB